Quantcast
Channel: 地理の部屋と佐渡島
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2337

消雪パイプ  2018.02.10

$
0
0

雪国の風景 写真撮影:2018.02.10

 

 雪国の生活を守る必需品の一つ。消雪パイプは昭和30年代に長岡市議が考案したとされている。ただ、諸説はあるらしい。いずれにせよ地下水が出ているところだけが雪が融けているのをヒントにとするなら、最高のアイデアである。今や新潟県内だけにとどまらぬ施設となっている。



地理の部屋と佐渡島/消雪パイプ

 

 

 

 

 我が町内にも消雪パイプはある。毎年雪が降る度、消雪パイプ(消パイ)があって良かったと思うばかりである。消雪パイプのない所は除雪が入るが、そうしたところは日に日に道幅が狭くなっていく。そして、道ばたには雪の壁ができる。今年の冬も又バスすら通れない路線が出てきた。狭まった道路で車同士の交差ができないために、ボディーの大きな車が入れなくなるからである。

 それほど長岡は雪が降る。今年の大雪は福井、金沢、富山が話題になったが、あれほどの雪は長岡では珍しくない。消雪パイプと除雪車の装備は長岡の冬には無くてはならない存在で、これのおかげで災害級とならずに済んでいる。

 

 


気象庁 2018/02/11 アメダス 積雪量

 

 

 

 このような図面を冬によく見るが、まさに日本海側は太平洋沿岸部のための雪のバリアーのように感じる。地形が定めた運命とは言え、時には切なくなる。もし、越後山脈の標高が低かったり、関東方面へと抜ける谷が通じていたら..。日は長くなったと感じるこの頃であるが、まだまだ日本海側には雪が降る。

 

 

 

---------------------------------------
写真撮影:2018.02.10 yukiguni
---------------------------------------
2018年 地理の部屋と佐渡島 
---------------------------------------
http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
---------------------------------------

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2337

Latest Images

Trending Articles