写真撮影:2019.08.14
元々佐渡は大佐渡と小佐渡の二つの島であったものが、双方から島の間に土砂が供給されることでつながった島である。最も初期につながった部分は、その後の隆起により現在は洪積台地化している。佐渡島の隆起は沿岸部に顕著な河岸段丘がある事で理解できる。
その台地が結果佐渡に二つの入江を作ることになった。東側に口を開ける両津湾の奥は、梅津川や久知川などを土砂の供給源として見事な砂州を作り、結果加茂湖を生み出した。加茂湖はその後外城川や永江川などの小河川の供給する土砂で次第に埋め立てられ、最大水深でも10mに満たない浅い湖となっている。その風景はまさに教科書的な姿である。
真夏に佐渡に来る。それもキャンプをしたいとなったらお勧めがある。ドンデン山荘脇のキャンプ場だ。夜間には両津の町の夜景が見られるのだが、きっと地形が町の光として分かるであろう。函館の夜景がそうであるように。なお、函館の場合は陸繋砂州(りくけいさす・トンボロ)である。
Photo-01
湾奥部に砂州ができ、加茂湖は潟湖となったのです。
Photo-02
町が大きくなるにつれて砂州は埋め立てられて次第に拡大していって現在があります。
Photo-03 山草から見える越後の山々の配置を示しています。
左から月山・朝日岳・飯豊山・弥彦山・駒ヶ岳・巻機山・苗場山・妙高山・火打山・白馬岳・剱岳
いつも見える訳では無いですけど、条件が整えば見られる山々のようです。
Photo-04 尻立山から見下ろした三の段(ドンデン池やキャンプ場のあるエリア)です。
Photo-05 かつては赤い屋根の建物は夏の間売店もあったくらいです。
Photo-06 尻立山・足下を見るとイブキジャコウソウとヤマハハコのコラボ。
Photo-07 戻る途中こんなに見事に咲いたイブキジャコウソウを見ました。
Photo-08 これから咲くマルバキンレイカからは元気をもらえます。
Photo-09 登りで撮影したものは紹介済み。今回は下りで見たアサギマダラです。
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写真撮影:2019.08.14
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2019年 地理の部屋と佐渡島 sadotiri
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