ハイサーグラフ 理科年表・平成25年版より
マリニャーヌと読んでください。南フランスのマルセイユ近郊です。
マリニャーヌはマルセイユ・プロヴァンス空港のある町です。マルセイユ市街から27?程離れているとありますから、このハイサーグラフが示すものは事実上マルセイユの気候と見ましょう。マルセイユはプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域の中心とし。ラングドック=ルシヨンと共にフランス地中海沿岸部を占めています。
【Cs:地中海性気候】
気候区分は地中海沿岸部ならではのCs(地中海性気候)です。CsのCは温帯。では第二記号のsは? 実は乾季が夏に訪れるという事を意味しています。つまりこの小文字のsはサマー(夏)のsなのです。また、夏が乾季と言う事はその逆も成り立ちまして、冬にその地の雨季があるとも見ることができます。ハイサーグラフを見る際はそんなイメージを持ってみていただけると良いでしょう。
【位置的特徴】
地理佐渡の常連さんのお一人、tomiさんはLA(ロサンゼルス)にお住まいですが、あの町も同じ気候です。中緯度の大陸西岸部に見られる気候です。大陸西岸部は基本的に赤道直下からA(熱帯)、B(乾燥帯)、C(温帯)、D(冷帯)、E(寒帯)と推移します。従いまして大陸西岸部の温帯域の低緯度側は乾燥帯。ですのでこのCsは乾燥帯と隣り合う温帯性気候となりますから、全体的には降水量の少ない気候となります。
【マルセイユとラ・マルセイエーズ】
先日、リヨンがフランス第二の都市圏とお伝えしていましたが、都市圏としての人口規模が第二位でした。都市単独で言いますと、第二位はこのマルセイユだそうで、2005年統計では約82万でマルセイユがパリに次ぐ都市となるようです。都市名はマッサリア(マッシリア)から来るそうですが、マルセイユと聞きますと、どうしてもフランス革命時のマルセイユ義勇兵の歌を思い出します。現在のフランス国家、ラ・マルセイエーズです。
マルセイユはフランス最大の港都市。南フランスですからバカンスや観光の地としてのイメージを感じますが、どうも観光面は奮わないようです。バカンスの中心は地図で見ていただければわかります。より東の沿岸部に見られる都市に譲っているのかなと..
【グーグルマップから】
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map-03
【マルセイユ・関連サイト】
http://www.tabi2ikitai.com/france/j0301a/a01001.html
Tabi2ikitai.com
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%A6
ウィキペディア/マルセイユ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%BA
ウィキペディア/ラ・マルセイエーズ
http://anthem.cool-navi.info/europe/france.html
世界の国家/フランス国家「ラ・マルセイエーズ」
注:このサイトでは画面を下へスクロールしますとYouTube動画視聴できます。
【かんりにんより】
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geographical figure graph list 041
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地理の部屋と佐渡島 2013.03.14(理科年表2013)
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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