雪国の風景 写真撮影:2016.02.11
まだふかふかの雪があるうちに晴天に恵まれた。
Photo-01 さあて、これは何の足跡か。
こんなチャンスに山に行ったりなんかするととても良い気分になれる。葉を落とした広葉樹林は夏では想像できないくらい明るいし、絶対行く気にならない藪にも余裕で歩けるのだ。杉などの冬でも葉を落とさぬ常緑樹の林でも木漏れ日が雪を照らしている。もちろん自由に歩けるのは積もった雪のおかげだ。
Photo-02 僕の行く先にある足跡は獣たちのそれしかない雪面。
雑音のほとんど入らぬ世界で、ここには自分しかいないと分かって雪上を歩くのは実に心地よい。不思議なもので、そういうときにこそ、この森に小さな動物や鳥たちがたくさんいることに気づいたりするからだ。「雪国の風景は美しい」。こういう心境は風景と音と、それに感じ入っている自分がいるからだ。
Photo-03 森は葉を落とすものと落とさぬものの差をくっきりと写しだす。
スノーシューは踏み歩むごとにザクザクと音を立て、雪の積もる静かな森に不似合いな音と足跡を残していく。歩いている者の思いとしては、明日になって野ウサギやリス、キツネやタヌキやテンなどはきっと驚くだろうなぁと気になる。この足跡はいったい誰のものかと。
そう思うのもまた、この森の中を歩いたからいえるのだ。
Photo-04
Photo-05 こう見えていても夏には絶対入りたくない藪になる。
Photo-06 そしてここも同じ。
---------------------------------------
写真撮影:2016.02.11 yukiguni
---------------------------------------
2016年 地理の部屋と佐渡島
---------------------------------------
http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
---------------------------------------