写真撮影:2015.12.29
石花から北片辺はすぐである。さらに北片辺の向こうは南片辺。南北の片辺集落はほぼ途切れず連続している。
Photo-01 龍金岩を望む
【北片辺】
北寄りの海岸に延びる藻浦崎はハマナスの群落地。当地で民俗学者鈴木棠三が採訪した民話鶴女房を素材に木下順二の民話劇「夕鶴」が創作されたと言われ、昭和62年秋、北片辺保育所園庭に木下揮毫の「夕鶴のふるさと」の記念碑が建つ。碑の北側の水田から発掘された馬場遺跡は、中国の渤海使節を送迎した遺跡地として知られる。羽黒神社がある。参考:角川日本地名辞典
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E6%A3%A0%E4%B8%89
ウィキペディア/鈴木棠三
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E4%B8%8B%E9%A0%86%E4%BA%8C
ウィキペディア/木下順二
file:///C:/Users/dachasnowman/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/6U76YF3U/kou_3s.pdf
Pdf/第3章 佐渡市の歴史と歴史文化資源
file:///C:/Users/dachasnowman/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/BAVR5KIU/kiroku2,0.pdf
Pdf/遺跡から見た古代の佐渡 - 新潟県
Photo-02 石花側を振り返る。
Photo-03
以前コメントをいただいた中に、夕鶴や山椒大夫に関わるものがあった。今回紹介の北片辺と西に続く南片辺はその両方に関わりがある。佐渡は民話の多い島である。のどかな風景や豊かな自然ばかりに目を奪われがちであるが、文化的財産にも事欠かぬ。
説明にもあったが、夕鶴の碑は確かに保育所前にある。長らく海府の道を走ってきて、この日のある場所はいったん車から降りて一息入れるのにも良い。なお、後述する鹿野浦は南片辺のトンネルを抜けてからの小さな入り江で、安寿と厨子王の碑がある。そこから再度トンネルを抜けると平根崎のある戸中という集落へ至る。
Photo-04
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Photo-07 南片辺にて
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【南片辺】
南寄りの段丘上から林道が金北山嶺まで延びる。沿線の共有林舟山は県内有数の天然杉の山地。戸中川・中ノ川・京塚川の流砂によって開けた西端の鹿野浦は、山椒大夫説話の安寿・厨子王の母が鳥追いをした地と伝え、海浜の岩上に安寿塚を祀る。真言宗正福寺・同大興寺・白山神社がある。参考:角川日本地名辞典
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%A4%92%E5%A4%A7%E5%A4%AB
ウィキペディア/山椒大夫
http://sado-tabi.blog.jp/archives/13657253.html
ブログ/佐渡旅
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写真撮影:2015.12.29
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2016年 地理の部屋と佐渡島 sadotiri
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